プロジェクト構造
electron アプリケーションの作成に関しては、プロジェクト構造は少し変わっています。これまで公式の vuejs-templates/webpack
セットアップを使用していたのならば、構造はかなり似通っていると感じるでしょう。このセクションのドキュメントではどのようにボイラープレートが動作するかの概要とアプリケーションをビルドする際の違いを説明しようと思います。
単一の package.json
によるセットアップ
そんなに前のことではありませんが、2つの package.json
によるセットアップが必要でした。しかし、 @electron-userland の努力のおかげで、 electron-packager
と electron-builder
の両方が完全に単一の package.json
によるセットアップをサポートしています。
dependencies
これらの依存関係は最終的な本番アプリケーションに含まれます。つまり、アプリケーションが動作するのに必要なモジュールがある場合は、ここにインストールしてください!
devDependencies
これらの依存関係は最終的な本番アプリケーションに含まれません。ビルドスクリプトやwebpack
ローダーなどの開発に必要な特定のモジュールをインストールします。
ネイティブ NPM モジュールのインストール
ネイティブ npm モジュールが electron に対してビルドされていることを確認する必要があります。それをするためには、 electron-rebuild
を使用できます。しかし、単純化のため、これらのタスクをうまく処理するビルドツールに electron-builder
を使用することを強くお勧めします。
main
プロセスについて
開発中に src/main/index.dev.js
に気付くかもしれません。このファイルは特に開発のために使用され、開発ツールのインストールにも使用されます。このファイルを変更する必要はありませんが、開発の必要に応じて拡張するために使用することができます。ビルド時、webpack
は src/main/index.js
自身をエントリーファイルとしてバンドルを作成します。